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「Windows7」について

※筆者が使用していて実際に起こったことを記載しています。


ディスプレイのリフレッシュレート「59Hz」に強制固定されてしまった

ネット検索してみたところ、Windows7でけっこう多くの人が悩んでいる不具合のようです。
60Hzの選択肢があってそれを選択しても、それが反映されず59Hzに強制固定されてしまっている不具合です。

通常のデスクトップ作業では、59Hzでも問題はないのですが、動画鑑賞ソフトやアクション系のゲームソフトでは、60Hzでないと同期が合わず、画面の動きがぎこちなくなってしまいます

特に2Dタイプのシューティングゲームや、ゲーム機器のエミュレータソフトなどで、59Hzでは、快適にプレイすることができません。拙作のPCエンジンエミュレータ「Ootake」も、59Hzの環境では、画面のスクロールなどがスムーズに動きませんでした。


<解決方法(ビデオカードがGeForceの場合)>
1.GeForceのWindows7用ドライバをインストールします。

現状、ver186.18が安定しているようです。
64ビット版 v186.18 ダウンロード
http://www.nvidia.co.jp/object/win7_winvista_64bit_186.18_whql_jp.html
32ビット版 v186.18 ダウンロード
http://www.nvidia.co.jp/object/win7_winvista_32bit_186.18_whql_jp.html

2.次に、デスクトップ上の壁紙(何もアイコンのない部分)で右クリックして、「nVidiaコントロールパネル」を選択します。

ここで、標準設定にするか詳細設定にするかを聞かれたら、「詳細設定」を選んでください。

コントロールパネルが表示されたら、 左側の下から2番目辺りにある「カスタム解像度の管理」をクリックしてください。

そして、右側のページに現れた「作成」ボタンを押します

3.出てきたダイアログで、60Hzの設定を作成します。

まず、「GDIリフレッシュレート」を「60」に設定します。
次に、ダイアログ右下の「詳細」ボタンを押して、出てきた「タイミングのスタンダード」で「自動」を選択します。

各値が自動で調整されるので、その後、先ほどの「タイミングのスタンダード」を「自動」から「手作業」に変更します。

※出てきた値を変な値に変えると、ディスプレイにダメージを与える可能性があるので、「手作業」に選択するだけで他はいじらないで下さい。また、モニタが60Hzに対応していない場合は、正常に表示できません。自己責任でお願いします。

そして、ダイアログ左下のほうの「希望するリフレッシュレート」が「60.000」になっていることを確認し、ダイアログ右上のほうの「テスト」ボタンを押します

ここで正常に表示されたら「はい」を押せば、カスタム解像度の作成は完了です。


4.nVidiaコントロールパネル左の下から6番目辺りの「解像度の変更」で、作成した解像度とリフレッシュレートを選択します。

ここで、リフレッシュレート「59Hz」が消えて「60Hz」のみになっていればOKです。
60Hzに最適化されているゲームも、XP同様スムーズに動くと思います。お疲れ様でした。

カスタム解像度を削除して、元に戻したい場合は、いったん他の解像度(1024x768など)に変更すると、先ほどのカスタム解像度作成の画面で、削除することができます。


※うちの環境は、「64ビット版のWindows7(Pro)」で、もしかしたら32ビット版では起こらないかもしれません。ビデオカードやモニタ(DVIやHDMIなど接続方法)によっても起こらないかもしれません。

環境
ビデオカード: GeForce 6600GT(Driver186.18 64bit)
液晶ディスプレイ: MDT242WG(1920x1200 DVI接続)

同じ悩みの方が解決してくれれば幸いです。


2009.10.24記
2009.11.2更新(「手作業」を選択する前に「自動」をいったん選んでからおこなうと確実みたいなので、追記しました。画面が崩れて設定できなかった方も、この方法でOKかもしれません)
 


 


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