「デジタルカメラでレースシーン撮り」
FinePix6900zでレースシーン撮りにチャレンジしてみました。
 

初撮りなので、レースシーンは、あんまりピント合わなかったのですがご勘弁を(^^;

撮影機器…富士フィルムFinePix6900z(300万画素モード。NORMAL)
自作のソフト「想い出」にてVGAサイズにリサイズしています(Exif情報も残っています)。
クリックすると、でかい(300万画素)写真が見られます。


シャッター優先モードで撮りました。競走馬は時速60キロ以上で駆け抜けるので、
シャッター速度が速くなるように設定しないと、被写体(馬)ブレしてしまいます。
ただし、あんまり速くしすぎると、砂の動きとかの表現はできなくなりますし、
F値も小さくなるので、ピントの合う範囲が狭くなります。

この日は、晴天だから良かったですが、曇った場合は、感度をISO200か400に変更すると、
画質は落ちますが、速いシャッタースピードが設定できます。
(シーンにもよりますが、個人的には、ISO200なら、ほとんど画質の劣化は気になりません)
(ISO400でも、小さなサイズ(メガピクセル程度)で扱うならば、充分使えます)
(F2.8でも設定したシャッタースピードで写せそうにないときは、6900zが赤表示で警告してくれます)
(上記写真は、1/850 F3.5 ISO100)

時速60キロ以上で駆け抜ける馬に、デジカメのオートフォーカスでは、速度が遅すぎて
ピントを合わせることができません
。なので、マニュアルフォーカスを使います。
6900zの場合、マニュアルフォーカス時でも、ワンプッシュオート機能を使うと、わりと楽に
ピントを合わせることができます。目標の距離と、だいたい同じ(きっちり同じがベストですが(^^;)
距離にあるもの(柵や植え込みなど)に向かってワンプッシュオートボタンを押します
あとは、目標地点に馬が来るまで我慢の子。じっと待ちます。

目標地点に馬が来る直前に、シャッターの半押しをしておく。そして、
目標地点の半馬身〜1馬身ほど手前に馬が来たところ(目標の0.1〜0.2秒ほど前)
で、おもむろにシャッターを押します!
ちなみにこのとき、連射モードにしておいて5枚連続で撮ると意外なシーンも
まぐれで撮れていることもある(^^;
ので、お薦めです。

とにかくシャッターを押すタイミングが命
かなり難しいですが、訓練(慣れ)次第で何とかなりそうです。



この写真は、1/1000 F3.1 ISO100。
6900zの場合、最高シャッター速度が1/1000まで。最高速で走っている馬を撮る場合には、
馬を写す大きさがこのぐらいの大きさまでが限度だと思います。これ以上アップにすると
被写体ぶれで馬がクッキリ写らなくなります。
(ただし、画素数に余裕があるので、あとからトリミングでアップにもできます)
(パドックなど、ゆっくり歩いているときは、アップにしてもぶれずに撮れます)

※「流し撮り」(馬の速度に合わせてカメラを動かすハイテク)を使えば、シャッター速度
が遅くても、背景をぶらして馬のほうをクッキリ写すことが可能です。



レースシーンは、マニュアルフォーカスを使わざるおえませんでしたが、
パドックでは、オートフォーカスを使っても速度的に問題なく、サクサク撮れます。
(6900zの場合、広角側に近いと、オートフォーカスなかなか速いです)
最望遠側(6倍)に近いとオートフォーカスの速度も落ちるので、そのときは、
レースシーンのとき同様、マニュアルフォーカスで撮ったほうが良いかもしれません。


それから、大事なことを書いておきます。
レースシーンを撮ろうとすると、撮るのに精一杯
一番肝心な、レース自体を楽しめなくなってしまいます(^^;

もちろん、写真を撮ること自体は、すごく楽しいのですが、
個人的には、大事なレースの場合は、やっぱり
生でじっくり観戦したいなぁと思いました。
うーん、、スポーツ写真っていろいろ難しい。

でも、納得いく写真が撮れたときは何とも言えず嬉しいですね。


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