PC2Eがエミュからハードウェア開発に移行してからエミュレーション精度の高い
PCEエミュがフリーウェアではなくなってしまい、非常に残念でした。
（私はシェアウェアのmagicengineも0.96の頃からレジストして使っています）
そこに彗星のように現れたPC2Eの遺伝子を持ったすばらしいエミュレーターOotakeはMagicEngineがサポートしていないMB128やマウスに対応しており非常に重宝致しております。

さて、動作確認ですが、風の伝説ザナドゥ２はオープニングデモ後のタイトル表示（その後声優などのキャスト紹介が入る）の「風の伝説ザナドゥ�U」の文字が正常に表示されており、感激しました。
※PC2EもMagicEngineもローマ数字の�Uの後に"��"が入っしまいます。　　　　　　多分マスク処理バグ？。一旦は消えますが、タイトル文字が2回光った後
　再度現れます。Ootakeは一切出ません。すばらしい！！

問題の掲示の件です。
MagicEngineもPC2Eもデモ画面が正常に動作しないぽっぷるメイル！！
PC2Eはある程度描画できていてすごいなと感心いたしますが、一部プライオリティが間違っていたり、ブラックアウトして画面が出なかったり、ブラックアウト後はCDを読みに行かず続きのデモが再生されない等、（スタートでデモを飛ばせばゲームは続行可能）非常にエミュレーターにとって厳しいソフトです。

Ootakeでの動作ですが、Readmeテキストにて0.61にてデモ画面が真っ暗になってしまった不具合を解消との事ですが、序盤を確認してみて以下の事象が発生いたします。PC2Eでも対応していなかったので、既知の問題かと思いますが、ご報告いたします。なお中盤、後半はプレイしておりません。

１．ゲーム起動直後のデモ画面で宝石店の店主がマリオネット強盗団首領　ナッツクラッカーからの手紙をメイルに差し出すが、手紙がキャラ化け（メイルの顔等）になっており、字幕も化けている。

２．その後真っ暗のまま音声が流れ、メイルが褒賞はエアルミルの涙で手を打たないかと宝石を差し出しながら、店主に話すシーンの後止まる。ここはアーケードカードだと読み込みが発生せず、無しだとCD読み込みが発生する場所だったと思います。

３．とまったため、起動直後のデモはこれ以上閲覧不可能。
※PC2EではOPデモは最後まで再生します。ただ、ナッツクラッカーの手下のロボットがエアルミルの涙を盗むシーンでロボットのプライオリティが背景の手前に来ていておかしいです。

４．ゲーム開始直後のナッツクラッカーを追ってメイルが走るシーンでメイルの画像のプライオリティが地面（背景）の前になっている。

５．メイルの横顔で走っているデモの直後で真っ暗になる。（実機では画像が切り替わり、ナッツクラッカーが投げた、フォークが飛んで来てメイルが指差すシーンとなる。）

６．その後真っ暗なまま音声が流れ、メイルが飛んできたものを切ってた後の爆発デモをCDに読みに行かずにストップする。

※いずれのストップも、スタートボタンを押してデモをスキップすればゲームが進行します。ただこの頃のPCEゲームはゲーム間デモが秀逸なので非常に残念です。

PCに依存しない問題だと思いますので、私のPC環境の記述は割愛させていただきますが、使用したぽっぷるメイル実CDのverを記入させていただきます。
ぽっぷるめいるCDVer　HE110530-1

※（エメラルドドラゴンなどはMB128のプログラムを修正したverが存在します。
修正前はHE51129-1で修正後がHE51102-3です。1999年当時MB128の修理対応をしてもらった際エメドラをMB128のユーティリティとして使っていると話したら無料で修正版をくれました。）